こころ優しくあること

こころが優しくてはやっていけないと
かつて言われ、
優しさを選ばなかったときもあったし、
そんなことがあってはいけないとも思っていました。
今では、わたしの優しくあろうとすることは
宝だと思っています。

会社員の時も、強く思っていました。
やっとの思いで社会を無理やり受け入れて
働き出した職場で
これまで何をしてきたかを重要視する人たちの中で
今だけを見て欲しい私は、秘密の多い人で
不安定な状態でした。

優しくあることより、
利己的でなければ、席はない。
それが嫌で、
わたしが上の立場に立てば
これがなくなるから
それまで耐えよう。とその状況を耐えました。
アデプトでしたので
もちろん、プロテクションもしています。
徐々にわたしのまわりからは、
そんな人が去って行きました。
そしてわたしが上に立つ時がきました。
人を束ねたときに、
自分のスキルアップよりも
人の長所を引き出して使うことをやりました。
なので、
かなりの個性がその支店では育ちました。
それでもその中で、前にいたスタッフのような
感じの人もいました。
できない人をいじめ抜く、排除する。
案の定、精神が不安定となる人が出て
わたしはそれに寄り添いました。

もう、だめです。
わたしはわたしじゃなくなって…
休みたい

そう言われたときに、
頼れるところがあるかどうかと
わたしは(不安定になることを)気にしないから、
仕事をしにきなさいと伝えました。
きっと、それを繰り返すからと思ったからです。

彼女は翌日もきました。
そして、わたしが支店移動した後も
頑張って勤めていて
社員に立てつく程に元気になっていたようです。
最終的には、戻りたかった前職に
再トライしたとの話でした。

この時のわたしのような人に
わたしも会いたかったです。

大抵の職場では、
あの人おかしくなっちゃって休みだした、とか
心の弱い人なんだね、やっていけないよ

となってしまう。
嫌で嫌で!

この会社ではそんな場面に何度か会うのですが
個別にメールをしたりして
気持ちを取り戻してきた人たちはそのあと
長く勤めあげてくれていたようです。
わたしがどんどん異動してしまうので
最後まで付き合えないんですけどねーー!