親愛なる友へ

出会って数年しか経っていないけれど
わたしの中にしっかり存在している彼女。
そんな彼女からの音信は切れてしまいました。
最後の食事の時、最近夢中になっているものがあると打ち明けられ
その時は、打ち込めるものに人に出会えてよかったと
思うにとどまっていましたが
最近気になって、彼女がそれにたどり着く意味があるんじゃないかと
意味を調べてみたら、それがありました。

彼女はここ数年で大きな出来事が立て続けにおきており
人前では気丈に振舞っているようで
やっと立っているようにも見えていました。
そんな彼女がたどり着いたのが
繭から紡がれる糸、絹の世界でした。

(まゆ)は、活動が停止または鈍い活動状態にある動物を包み込んで保護する覆いをいう。
wikipediaより

彼女に必要なのは、しばしの停止。休息。
本心が求めているものをそのまま手繰り寄せているようで、大きく頷けました。

人生の転換期にきている。
この出来事をなかった事にして
傷をなかった事にして
心を無くして走り続けるなんて無理があるから
繭の中で休んでもらいたいなと思いました。



こうゆう時、人の手はいらないものなので
元気でやっていることを願って
わたしはわたしの人生を生きていきます。